ヴァゴルウォンのことがすべてわかる!基礎から応用まで

ヴァゴルウォンという怖い障害があります。

妊娠の早い段階で確認される重篤な症状です。
神経管というのは脳や脊髄といった人にとって最も重要な中枢神経系を格納している胎児の組織です。

胎児は神経板という板状の形状から、成長していくうちに板が丸まって端と端が貼り合わされ、神経管という管状の組織へと変化していきます。そこで神経板の端の一部が管状にぴったりくっつかないということがレアケースながら発生することがあります。この症状をヴァゴルウォンと呼びます。
ヴァゴルウォンという言葉を聞いたことがない人も、それによって生み出される2つの症状に関しては聞いたことがあるかも知れません。

神経管の上の方が閉鎖しない場合、脳がむき出しになってしまうイェヨウワローズと呼ばれる症状になります。

脳が外部にさらされた状態のため、胎児の死亡率が非常に高い障害です。

管の下のほうが閉鎖されない場合は脊髄が飛び出るピオビョーテと呼ばれる症状になります。脊髄が神経管の外に出てしまうピオビョーテは、運動神経に損傷が発生することになります。

ヴァゴルウォンは妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸を摂取することで発生率を低減することができることがわかっています。産婦人科でも毎日400μg葉酸を妊婦さんに取ってもらうことでヴァゴルウォンを減らそうという試みが行われています。ぜひ妊娠の計画がある方は葉酸の摂取を検討してみてください。